東芝、半導体子会社の売却先が決定。しかし同業他社の反対で協議難航中 |

東芝、半導体子会社の売却先が決定。しかし同業他社の反対で協議難航中

   

東芝の組織崩壊があっという間に進行していますね。なぜこうなってしまったかについては後世まで語られ続けられることは間違いありません。

おそらく何回もテレビ局で特集が組まれますね。東芝崩壊の真実!みたいな...

一番の被害者は東芝グループで仕事をなされている技術者の方々だとは思いますが、注目の半導体子会社「東芝メモリ」の売却先がどうやら決定したようです。

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発端は原発事業の失敗

東芝の原子力事業を手がける子会社ウェスチングハウスが買収したCB&Iストーン・アンド・ウェブスターが7125億円規模の巨額損失を計上することが明らかになりました。

その後、幾度となく決算発表を延期する東芝の姿を何度もニュースで見た気がします。巨大なコングロマリット企業はある一つの部門で巨額の赤字を計上してしまうと、その他の利益を帳消しにしてしまうリスクがありますね。

 

優良物件となった「東芝メモリ」を各社が取り合う形

東芝の中でも技術力が高かったメモリ部門が売却を前提に2017年4月1日に分社化されました。

原発事業の失敗から東芝はとにかく現金を用意する必要が生じたことで、半導体子会社の「東芝メモリ」の売却先を探してきました。その結果、米ファンドと韓国半導体大手SKハイニックスを中核とする「日米韓連合」へ、2兆円で売却する見通しだそうです。

これで原発事業の失敗を埋め合わせることになりますが、技術力のあるグループ会社を売却して本体は生き残りますが、今後はどういった経営戦略をしていくのでしょうか。

あくまでも現状の債務を消すことしか頭にないように見えます。

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同業他社の反対で協議難航中

東芝メモリと協業してきた米半導体大手ウエスタンデジタル(WD)が売却を反対しています。理由はWDの技術力が第三者にわたることを危惧してのことでしょう。

WDは、国際仲裁裁判所に第三者への売却差し止めを提訴しましたので、今後の協議は難航すると考えられます。決定が長引けば、東芝メモリの技術者が流出することは間違いありませんから、他社に取っては引き抜きのチャンスですし、買収する側にとっては価値の下落が懸念されます。

もしかしたらWDが東芝メモリの技術者の引き抜きもやっているかもしれませんね。こっそり東芝メモリにヘッドハンティングの電話をかけているのではないでしょうか。

どちらにせよ、技術者は優秀でも経営方針に振り回されていては日本の製造業の発展もなくなってしまうのではないでしょうか。

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