カタールサッカーの強さがヤバいです。アジアカップ決勝ではアジアのチームに力負けした日本を久しぶりに見た気がします。
監督は2006年から強化を担当していたスペイン人だし、特にシャビも指導に加わるアスパイア・アカデミーがヤバいです。ここはサッカーのアカデミーですが、欧州のサッカーチームを買収して、選手を送り込むなどして育成を外注化しています。
またカタールの強力な資金力をバックに、設備も非常に整っています。
今回はカタールサッカーの強さの理由を紹介していきます。
近年、カタール代表が目覚ましい成果を上げている
2014年にU-19のカタール代表がアジアを制覇したのは記憶に新しいです。メンバー是認がカタールのアスパイア・アカデミーの卒業生でした。
2019年アジアカップでは目覚ましい活躍をアルモエズ・アリはモウリーニョ監督から高く評価されており、欧州トップチーム入りも期待されています。
日本との決勝ではオーバーヘッドを決められましたしね(悔しい)
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シャビも加わるアスパイア・アカデミーとは何?
アスパイア・アカデミーとはカタールが進めるスポーツ選手の養成機関です。もともとはサッカーだけではない総合的なアスリート育成機関でしたが、現在はサッカーに傾倒しているようですね。
この機関は国家の後押しも受けており、影響力が近年増加中です。22年W杯の開催地はカタールですから、その入れ込みようは理解できます。
ここは学校としての側面も持っているらしく、栄養学なんかも学べるらしいです。FIFAからも公認を得ている組織でサッカー場だけでなく、劇場から図書館まで完備しています。
そんなアスパイア・アカデミーの指導者にはスペイン人のシャビも参加しており、カタールがスペイン化していると言われています。それが強さの秘訣です。
カタールサッカーが強い理由:徹底したスペイン化
カタルーニャの優秀な監督+ヨーロッパでの育成外注+ヨーロッパの優秀な指導者で整備された国内の育成。カタール、理由なく強いチームではない。
— 結城 康平 (@yuukikouhei) 2019年2月1日
カタールサッカーが強い理由は莫大な資金力をバックにした徹底したスペイン化にあります。
監督はバルサのユース出身だし、シャビもアスパイア・アカデミーに加わっています。つまり現在のカタールの指導者層はスペイン人が影響力を持っており、スペイン化が進んでいるということです。

カタールの代表監督
カタールは帰化選手が以前から多いのが特徴でしたが、2006年からカタールサッカーの強化を担当していたのが現在のスペイン人のフェリックス監督。
プロ選手としての経験はありませんが、指導者の仕事を20歳には開始。そのキャリアは素晴らしく、バルセロナのユースでの指導も経験してきたとか。
また育成も外注化が進んでおり、スペインのチームを買収しているのでそこに選手を送り込んでいるみたいですね。
またアカデミーの中でもスペイン語などの言語教育を進めているようです。その理由は試合中に戦術を理解する際に、通訳を挟むと理解力が落ちるらしいのです。
ですから、通訳なしでスペイン人の指導者とコミュニケーションをさせる狙いがあります。
このようにどこまでもスペイン化するカタールがアジアでは最強になるかもしれません。日本は一時期、スペインを目標にしていましたが、カタールにまさか先を越されるとは思いませんでした。